木曽檜風呂

檜風呂について

 

よく言われる檜風呂です。当社では受注後に檜材を吟味厳選し、専門職人の手による極力接着剤に頼らない「すり合わせ」という技法で製作いたします。香気と温もりに包まれた至福のひとときをお楽しみください。
浴槽はそのほとんどが現場に合わせた受注生産ですが弊社では常に展示即売用をご用意してあります。
材料の都合で工期関係なく作ったものですからお安くすることが出来ました。
もちろん現物をご覧になることも出来ます。是非ご検討ください。

檜風呂のご注文について

在庫品を除く注文浴槽は現在受注より2~3カ月ほどかかります。
その時の受注状況で変わりますのでご相談ください。

浴槽の製作現場
 

1 – 材料選別

材料は木曽檜の中でも特に材質の良いところをカットいたします。
また浴槽には水に強い赤味部分のみを使用し白汰(辺材)部分は除外いたします。

 
 

2 – 準備

原材料は乾燥による反り、狂いなどがあり、それを取り除くために木の表側に水を打ち反りなどを極力少なくし次の削りに備えます。

 
 

3 – 削り

材料を一定の厚みにそろえます。その際2で反りを少なくしているため材料をほとんど削らなくて済みます。

 
 

4 – すり合わせ

これは材料を切っているのではありません。逆に材料と材料を合わせるためにアサリのない鋸を使い接着面をわざと毛羽立たせているのです。
こうすることによって浴槽が水を含んだときにより密接度を増すように仕組まれた船大工の技術です。

 
 

5 – ダボ

すりあわされた材料を接ぐために使用します。
向かって左側から最上部の框、側板中段、下段。

 
 

6 – 化粧I

側板長手から妻手への釘を隠すための化粧細工です。
最終的に銅板がはめ込まれ腐朽菌を殺菌する役目を兼ねます。
お客様のご希望によりダボ(丸、角)仕様にすることも可能です。

 
 

7 – 接合部

妻手(短い側板)木口部分。片ホゾとビスでとめます。
寸分の狂いも許せない箇所です。

 
 

8 – 組み立て

側板4面と底板を組み立てます。
接合には錆びないステンレスビスを使用いたします。

 
 

9 – 最終仕上げ

職人の手鉋により最終仕上が行われ木曽檜の持つ雅やかな光沢と絹のよな肌触りが生まれます。

 
 

10 – 包装

乾燥による木材の割れを防ぎ、手垢などの汚れから守るために外気を遮断しラッピングを施し出荷いたします。

 

浴槽細部(排水栓裏側等)
標準排水金具画像


 
標準排水金具取り付け後、浴槽内側からの画像

 
標準排水金具取り付け後、浴槽裏側からの画像

 
標準排水金具取り付け後、ゴム栓を抜いた画像

 

浴槽のお手入れ方法
皆様からのお問い合わせで一番多いのが浴槽のお手入れ方法です。
木製浴槽は職人がどんなに気を使っても最後には必ず腐ります。それを長持ちさせるためには毎日の手入れが欠かせません。
以下、重要なポイントを何点かあげてみました。

①浴室内の換気を心がける。(強制換気、窓の開閉等)
②入浴後はなるべく湯の温かいうちに排水し内部をタオル等でふき取ってしまう。
③黒ずみ(かび)が気になる場合は粉末クレンザーをふりかけたわしでこすり取るようにします。
④冬期の乾かしすぎも要注意!水の無い状態での浴室暖房、浴室乾燥で板が割れる恐れがあります。
⑤長い間使用しないときは、水を入れたバケツを風呂の中に入れてフタをしておくと水分が適度に保たれます。

通常、木材長期撥水防汚剤処理をいたしております。
製品名:「木肌一番」-食品衛生法・食品、添加物等の規格基準(厚生省告示第20号)に適合

檜風呂受注実績

 

 

ご注文・お見積もり・お問い合わせ

お見積・お問い合わせフォーム